神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2023年12月1日 エリアトップへ

麻生区町会連合会 理事会の夜開催、試行 現役世代参加へ模索

コミュニティ社会

公開:2023年12月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
総会で夜間開催の試行を決定=区提供
総会で夜間開催の試行を決定=区提供

 麻生区町会連合会(宮野敏男会長)は11月16日、区役所で実施している定例理事会を初めて夜間に開催した。現役世代の自治会・町内会長たちが参加しやすいようにと、今回、午後7時から試験的に実施。課題だった現役世代の出席率が向上した。宮野会長は「今後回数を増やしたり、オンライン開催なども検討していきたい」と課題解決へ模索していく意向だ。

 全国的に自治会・町内会の加入率の低下や、担い手不足、高齢化が課題となっている昨今。麻生区でも同様の課題を抱えている。

 そうした中、同町連では、会社勤めの現役世代の会長たちが参加しやすいように、これまで午後3時から開催することが多かった定例理事会を、今年度、試験的に夜間開催することを5月の総会で決定。11月に初めて実施することとなった。

 午後7時からの開催となった今回、理事24人のうち、15人が出席。毎年実施している研修会として今年度は新しくなった市役所本庁舎や議場を視察することや、コロナ禍前まで実施していた宿泊懇親会についての話し合いが行われた。

 これまでの昼開催よりも出席者数は減ったものの、普段仕事を早退したり、有休を取ったりしていた会長たちが仕事終わりに出席するなど試みが奏功した結果に。出席した会長からは「こういう形で開催してもらえて良かった」といった好意的な声があがった。一方で、仕事をリタイアしている会長からは「夜開催だと区役所窓口への申請など、ほかの仕事ができない」「夜は出掛けにくい」などの意見もあがった。

 宮野会長は「区民まつりの実行委員会は夜に開催することが多く、現役の人たちの出席率が高かった。今回、町連の理事会を夜に開催してみて、出席率も悪くなかったので良い試みができた」と手応えを語る。

 今後も自治会・町内会の世代交代と共に、若い世代の自治会活動等への参加が課題となる。「来年度以降は、年間計画の中で事前に夜開催を決め、回数を増やしていきたい。オンライン開催なども検討していくことで、若い人たちが参加しやすい環境を検討していきたい」と今後への意欲をみせた。

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook