厚生労働省が示す「健康を保つための三要素」の一つが、バランスの取れた「栄養・食生活」。多くの生活習慣病や生活の質に直結することから、気にかける人も多いのでは。
「適切な量と栄養素を気に掛けることはもちろん大切。その上で食を楽しもうとする意識が、体と心、双方の支えになります」と話すのは、区内で地域活動を行う管理栄養士の田澤梓さんだ。
人と一緒に食卓を囲んだり、食べる人の体調や状況を考えながら料理をしたりと、食を楽しむ方法はさまざま。田澤さんのお勧めは、食べたことのない食材や外国の料理に触れること。「毎日の食事に新たな刺激を加えることはストレス解消にもなる」と説明する。
田澤さんによると、区内には珍しい食材も多いそう。栗平周辺では、細長い茎が特徴のカリフラワー「カリフローレ」などを栽培。ほかにも、「のらぼう菜」や「万福寺人参」など、川崎市、麻生区ならではの野菜が育てられている。
「人参などの緑黄色野菜には、目や皮膚、粘膜を健康に保つビタミンAが多く含まれている。地元野菜を摂取することで、健康を意識しながら麻生区に目を向けることにもつながれば」と思いを語った。
簡単レシピを紹介
麻生区が主催し、食の観点からフレイル予防について学ぶ講座「知って得するシニアのパワーアップレシピ」が1月31日(水)、麻生区役所4階第1会議室で行われる。午後2時から4時。
元気に過ごすための食の工夫を学ぶ同講座。シニアにお勧めの簡単レシピも紹介する。
対象は区内在住、在勤の人。定員は会場参加70人、Zoomでの参加50人で、先着順。申込みは、電話、メール、区ウェブサイトのフォームから。申込み、問い合わせは区地域支援課【電話】044・965・5160、【メール】73sienta@city.kawasaki.jp。
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