市立麻生小学校で12月9日、和凧の製作体験会が行われた。同校児童20人が参加し、盛り上がりを見せた。
同活動は、同校児童を対象に放課後の学習支援等を行う「寺子屋あさお」の体験活動のひとつ。伝統文化の継承、世代間交流などを目的に活動する「あさお和凧の会」(飯島博之会長)の協力のもと、2020年に開始され、毎年行われている。同会では今年6月、子どもたちに「凧づくりを教えたい」という希望者に実技講習会を実施。今回は講習を受けた新しい講師2人を迎え、活動が行われた。
当日は同会の指導のもと、好きなイラストを描いた和紙に、竹ひごなどを用いた骨を組んだり、糸を張ったりしながら、凧を完成させた。
その後は校庭で凧あげに挑戦。参加者は声を上げて走り回り、風の向きなどを気にかけつつ、凧を高くあげた。
今年の干支にちなみ、「龍」の文字を大きくあしらった凧をつくった合戸晃太さん(小6)は「最初の糊付けが大変だった。思いきり走ると、ぶわっと飛んで気持ちよかった」と笑顔を見せた。
飯島会長は「通常は10人程度の参加者なので、今回はにぎわった。新しい講師もはじめは自信なさげだったが、最終的には熱心に教えていた」と振り返った。続けて「完成した凧は納得できる形になり、ほどんどがしっかりとあがってよかった。走り回っていい疲れを感じられるような時間になったと思う」と手応えを見せた。
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