「武州柿生 琴平神社」(王禅寺東)では、干支が描かれた縁起物が今年も用意されている。
画家としても活動する同神社の志村幸男宮司は、1996年から干支の動物と元号の数字を組み合わせた墨絵を描いている。
29回目を迎える今年は、辰の胴体を算用数字の6に見立て、躍動感のある姿を表現した。志村宮司は「辰は十二支の中で唯一実在しない生き物。縁起の良い言い伝えも多くあるので、パワーをもらい元気な年にしてほしい」と思いを語る。
今回苦労したのは、体のバランス。迫力のある表情だけでなく、躍動感が伝わるよう、筆を動かしたという。志村宮司は「近年はコロナの影響もあり、苦しい生活を強いられた人も多かったのでは。辰の勢いと共に、ますますよい状況へと進んでいける一年になれば」と笑顔を見せた。
墨絵は、色紙のほかに、絵皿や絵馬にも描かれ、元日から境内に用意される。
また、1月中旬ごろまでは疫病退散の意味があるとされる「茅の輪」が設置されている。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|