県政報告【18】 ペロブスカイトは脱炭素への特効薬!? 神奈川県議会議員 小林たけし
黒岩祐治知事の口から「ペロブスカイト」という単語が飛び出した時、私は正確に聞き取れず直ぐに検索しました。皆さんは、この単語をご存知でしたか?
次世代型太陽電池として期待を集めているのがペロブスカイト太陽電池です。私は関心を持ち、1月に一人関西へ出張して関係者と面会しました。太陽光パネルが山林破壊、津波などの災害時に流され大型の凶器と化す危険性、過度な対中国依存であることを私は懸念していました。一方でペロブスカイトは小型で柔軟な形状、日本発の技術ということで、脱炭素の切り札になるのではないかと考えたのです。
この発明をされたのが、宮坂力氏で桐蔭横浜大学の特任教授です。自らが代表取締役を務める会社の所在地は、私たちが住む麻生区です。太陽光を活用してエネルギー調達先の多角化を図ることは、日本にとって避けることのできない課題です。偶然とはいえ、そのキーパーソンがお隣の横浜市青葉区とここ麻生区に縁の深い方なのです。
昨年12月に、神奈川県は日揮(株)、(株)エネコートテクノロジーズと「脱炭素化促進のためのペロブスカイト太陽電池の普及に関する連携協定」を締結しました。今後は県有施設での実証実験が行われる見通しです。私は議会の側から脱炭素の流れを確かなものにするとともに、県に欠けている視点があればそれを補うべく、本分野についての勉強を続けます。
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