麻生区内の里山保全団体、環境団体らが一堂に集い、交流する「2024里山フォーラムin麻生」が2月23日、麻生市民館大会議室で開催された。約240人が来場し、児童たちの発表、講演会などを通じて、緑や環境について学んだ。
里山フォーラムin麻生(堂前雅史代表)、川崎市、麻生市民館の共催で毎年行われている同イベント。今年は「来て・見て・語ろう!足元の自然とかかわる暮らし〜みどりを守る・環境を守る・いのちをはぐくむ〜」をテーマに、さまざまな催しが企画された。
開会に先立ち、柿生の山伏・高橋昂希さんが奏でるほら貝の音と共に、山本奈保美区長らが入場。柿生中学校吹奏楽部の演奏で会が幕を開けた。
「わたしのまちのホッとする風景写真展」の表彰式が行われた後、岡上、東柿生、柿生の3小学校の児童が、それぞれ取り組んできた里山学習について発表した。
岡上小は、学校裏手にある丸山の環境や生き物、遺跡について個々に調べたことを、東柿生小は、年間を通じて早野聖地公園の里山ボランティアの協力で体験してきた活動について紹介。柿生小は、柿生の里クラブの協力で「おっ越し山」「柿生の里」での里山保全活動を発表した。
基調講演では、和光大学の教授でもある堂前代表が登壇。「足もとの生物多様性から未来へ」と題し、身近な自然環境を次世代へとつないでいくことの大切を説いた。その後、来場者によるリレートークが行われ、環境保全についての意見が飛び交った。
堂前代表は「地元で活動する、いろいろなジャンルの方たちが一堂に会する場があることは麻生区の宝。皆さんの発表等を通じて環境について考えてほしい」と話した。
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