川崎市市制100周年事業として初めて企画された「あさお境界トレイルハイク」が3月2日に開催され、区内外から171人が参加した。麻生区と接している4市、2区との境界付近を歩き、周辺地域の豊かな自然や歴史といった魅力を発信することを目指した同事業。今回運営や参加者から挙がった反省点を、来年度の開催に生かしていく意向だ。
町田市、多摩市、稲城市、横浜市、多摩区、宮前区と接している麻生区。同事業は、川崎市市制100周年記念事業の一環として、区民以外にも麻生区周辺の豊かな自然環境や文化、歴史を発信しようと、昨年度末頃から企画された。
今回のルートは、片平、栗木、黒川、はるひ野など、小田急多摩線沿線地域約19Km。参加者171人は、道中に設置された10カ所のチェックポイントを、ウォーキングアプリ「かわさきTEKTEK(てくてく)」を活用したデジタルスタンプラリーでチェックしながら、近隣地域との境界付近の道を歩いた。
約4時間で完歩した76歳の女性は「道に迷ったりもしたけど、想像よりも良いペースでゴールできた。1人参加でも、途中で会った人と世間話をしながら歩いてこれた。歩くのは健康のもとだと実感」と晴れ晴れとした表情を見せた。
参加者の声 次回へ
同事業を主催した「あさお境界トレイルハイク実行委員会」には、各自治体のスポーツ推進委員会が参加。各チェックポイントを、それぞれ隣接エリアの実行委員が担当するなど、協力し当日の運営を行った。山田実行委員長は「麻生は自然の道が残っている。魅力が伝わる企画になったのでは」と振り返った。
一方で、若年層の参加率の低さや、ルートの分かりづらさなど、反省点も多かったという。山田実行委員長は「初めてなので課題は山積み。来年度は麻生区一周約42Kmでの実施も予定している。参加者からの声も反映し、反省点を生かした企画にしていければ」と展望を語った。
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