川崎市消防局は、海外で大規模災害が発生した際に救助活動を行う国際消防救助隊員11人を総務省消防庁に登録し、2月29日に任命式を開催した。式は能登半島地震の影響で延期されていた。
国際消防救助隊員は全国の消防本部から選抜され、現在は全国から599人、川崎市からは11人が登録されている。任期は2年。過去3回、海外の被災地で市の隊員が活動した実績があり、2008年の中国四川省地震に3人派遣して以後は派遣されていない。
原田俊一市消防局長から隊員に任命証書が手渡され、「精神力も含めて鍛錬し、万全の準備を」と激励の言葉を送った。幸消防署の福永宏樹特別救助隊隊長は「四川省の被災地で活動した先輩たちの話を聞き、自分も役に立ちたいと考えた。その日に備え、基本を日々しっかり続けたい」と話していた。
麻生署から2名
麻生消防署からも、消防司令補の宮戸嵩志さん、本多伸一さんの2名が同救助隊員に登録された。宮戸さんは今回初めて、本多さんは2期目。
宮戸さんは「気が引き締まる思い。海外で災害が発生した際に、すぐに対応できるよう専門技術を磨くと共に、川崎市民の安全安心を守るために日々努力していきたい」と抱負を語った。本多さんは「日本の国際消防救助隊の救助技術は国際的な評価機関によって最も高いレベルにランク付けされている。そのようなレベルの高い国際消防救助隊の一員であるという誇りを胸に、日々人命救助活動に従事していきたい」と意気込んだ。
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