梨の木団地自治会が主催したピアノリサイタルが3月16日、同団地内のしまりすミュージックホールで初めて開催され、地域住民約40人が来場した。
今回演奏したのは近所に住むピアニストの小ノ澤幸穂さん=人物風土記で紹介。企画者の前川澄雄さんと、近隣の花壇の手入れを通じて親しくなったことをきっかけに、昨年12月頃から2人で企画を始動させた。
当日はショパンやバッハなど、さまざまなクラシックの名曲を披露。演奏曲や企画の趣旨などを紹介しながら、約2時間のステージを終えると、立ち上がった観客から「ブラボー」の歓声や拍手が巻き起こった。小ノ澤さんは「ステージと客席がひと繋ぎになっているようなホール。近くに皆さんがいることで、リラックスしたり、逆に緊張感をもったり、色々感じながら演奏できた」とあいさつした。
前川さんは「やっぱりピアノは生の演奏が一番」と満足気な表情を見せた。1999年の開館以降初めてクラシックのピアノコンサートを行ったことに触れ、「高度な曲も多かったが喜んでもらえたと思う。今後はほかのピアニストや近隣の三味線奏者の方なども招き、演奏会を行いたい」と展望を語った。
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