「元気と安心」キーワードに 磯野利男区長に新春インタビュー
本紙では新春にあたり、麻生区の磯野利男区長にインタビューを行った。新たな年に対する抱負と、具体的な取り組みについて語ってもらった。
−新たな年を迎えました。今年1年、どんな年になるとお考えですか?
区長−今年、麻生区では白山に日本初となる映画の4年制大学「日本映画大学」が開学するなど全国的にも注目を集める出来事が控えています。これまで「芸術」をテーマにしたまちづくりに取り組んできた麻生区にとって、これは未来へ繋がる新たな第一歩と言えるでしょう。これまで取り組んできた「アルテリッカしんゆり」などの音楽の祭典に加え、今年はこの映画大学とも協力しながら、新たな芸術振興の形を模索してみたいと考えています。
−具体的には?
区長−例えば、麻生区に古くから受け継がれるお囃子や童唄などの伝承文化を映像で記録し、区民共通の財産として未来に残していくことが出来ないかと考えています。口承で伝えられてきたものの中には残念ながら時代とともに忘れられてしまうものもあります。そういう“大切な宝物”を映像で記録し、未来へ繋いでいくことができないかと。
−ここ麻生区ならではの新しい芸術振興のモデルとなりそうですね。同じく力を入れてきた「スポーツ」についてはいかがでしょうか?
区長−昨年はフロンターレの選手寮もできました。桐光学園も野球やサッカー等、益々力をつけています。マイコンシティにある東信電気株式会社の卓球部も楽しみ。麻生区のスポーツ資源は発展し、どんどん元気になっています。今年はそうしたスポーツ選手やチームに協力をお願いし、区内の学校で子どもたちに指導をお願いするなど、「元気」の輪をどんどん広げていく年にできたらいいと考えています。
−芸術の取り組みといい、今年は元気のある年になりそうですね。
区長−はい。今年は「元気」ともうひとつ、「安心」をキーワードにまちづくりを展開したいと考えています。具体的には、昨年始動した警察・消防と区役所が連携して行う「安心メール」の配信事業と、コンビニや郵便局などの事業者とタッグを組んだ「高齢者見守り」事業を本格化させていくことを目指します。
−「元気と安心」。明るく前向きなスローガンですね。それでは最後に一言お願いします。
区長−麻生区は平成24年に区制30周年を迎えます。そのための準備も様々な方のご協力をいただきながら始動していく年になろうかと思います。区民の皆様お1人おひとりのお力をいただきながら、大きな節目を皆でお祝いできる様々な企画を考えていきたいと思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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