「不審者から子どもを守れ」 警察署で教職員が対応訓練
学校と警察が地域ぐるみで子どもたちの安全を守ろうと活動している「学校警察連絡協議会」が今月7日、麻生警察署の道場で不審者の対応訓練を行った。参加したのは区内の小中学校など25校の教職員。参加者は凶器を持った不審者が校内に侵入した想定で、さすまたを使った不審者の取り押さえ方を教わった。
講師として指導にあたった警察署員はさすまたで上手に犯人の動きを封じるコツを伝授。脇をしめ、犯人の上半身めがけてたすきがけのように押さえ込む方法などを教えると教職員らは真剣な面持ちで実践に取り組んだ。講師は不審者が校内に侵入した場合、警察が駆けつける前に教職員が対応を迫られる場合が多いことにも言及。さすまたがない状況下では、傘やモップなどを代用し、犯人と間合いをとる方法についても教えた。
麻生総合高校の城間由紀子教諭は「一度訓練をしてみると緊急のときにも落ち着いて行動することができそう。生徒のためにもいい経験になったと思う」と話していた。
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