高石神社で伝統の流鏑馬 新成人など400人が参加
区内高石にある高石神社で今月9日、伝統の流鏑馬神事が執り行われた。
同神社の流鏑馬は、馬に乗らず立ったままで的を射る「歩射(ほしゃ)」という形式で行われる。一般の参拝者が参加できることもあり、毎年多くの人で賑わうが、今年は例年を上回る人が訪れた。
伝統に則り、弓は境内に生息する「ガマズミの木」を用いて作られる。宮司や氏子たちによる儀式が厳かに行われた後、参拝者らが矢を射ろうと長い列を作った。
この日、成人の日を迎えた松岡ありささんが艶やかな晴着姿で歩射に挑戦すると、境内からは拍手がおこった。松岡さんは「20歳という人生の節目の年を、ぜひ良い年にしたいと思い参拝に訪れた。これまで育ててくれた親に感謝しつつ、私自身も精一杯頑張りたい」と話していた。
この伝統行事は流鏑馬保存会(石塚長一会長)のメンバーらによって保存・継承されている。
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