発明クラブあす船出 技術指導員30人が科学脳育てる
地域の技術者ボランティアが子どもたちに発明の楽しさを伝える「川崎北部少年少女発明クラブ」があす開講する。地元から選出された技術指導員約30人が”川崎の科学脳”の育成に取り組む。
全国で発明教室などを展開する公益社団法人発明協会の下部組織として発足した同クラブは、技術者OBや研究者が多く住む地域性をいかした運営を目指し、開講準備をすすめてきた。
川崎市北部で初めての発足となった同クラブには、72人の定員に対し麻生区・多摩区・宮前区・高津区から160人を超える子どもから応募があった。同クラブでは地域からのボランティア30人を技術指導員として割り当て、月に1回程度の科学講座を行っていくという。
開講を前に同クラブは今月8日、保護者ボランティアや技術指導員を集めた説明会を行った。説明会では講座に臨む心構えや、のこぎりなどの工具の扱いなどを確認し、大人全員で子どもたちを見守っていく方針を固めた。指導委員長を務めるムヒカ・シーザー氏は「教えるのではなく、見守る姿勢を大切にしてもらいたい。子どもたちの心の動きを温かく見守ってもらえれば」と話した。
あす開講式典
同クラブはあす21日(土)、昭和音楽大学北校舎で開講式典と第1回講座を行い始動する。同クラブの運営委員は以下の通り(敬称略)。「社団法人発明協会川崎北部少年少女発明クラブ」▽会長=安村通晃(慶應義塾大学環境情報学部教授)▽運営委員長=瀧上文雄(社団法人全国工業高等学校長会事務局次長)▽技術指導委員長=ムヒカ・シーザー(外資系企業駐日役員)▽事務局長=菅泰博(医学博士麻生総合病院事務局長室)
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