発明クラブが開講式 「ものづくりの魅力伝える」
川崎北部少年少女発明クラブが今月21日、昭和音楽大学北校舎で開講式を行った。
式典には一般社団法人神奈川県発明協会の天田満明会長(株式会社アマダ相談役)や財団法人神奈川科学技術アカデミーの馬来義弘理事長、川崎商工会議所の山田長満会頭などが駆けつけ、祝辞を述べた。天田会長が「学校の勉強には答えがあるが、モノづくりには答えがない。まずやってみて、思う存分楽しむことから始めて、ものづくりの楽しさを経験してほしい」と話すと、会場からは大きな拍手が贈られた。
挨拶に立った瀧上文雄運営委員長兼会長代行(全国工業高等学校校長会事務局次長)は子どもたちに対し「人の話を聞くことと理解することを第一に考えていってほしい。親子一緒になって楽しんでいただければ」と話した。
同クラブでは今後、月に1回程度講座を行い、構造物のしくみを探る工作など五感で感じ、考え、つくる体験を、年間を通じて実施していく。麻生区・宮前区・高津区・多摩区の子ども72人に、近隣在住の技術ボランティア30人がつき、ものづくりの魅力を伝えていく。主な活動場所は昭和音楽大学校舎内の会場。年に一度行われる発明展などへの出品も目指していくという。
瀧上運営委員長は「将来、川崎市北部地域からノーベル賞を狙えるような技術者を輩出できれば」と話している。
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