「光のリング見えた」 東柿生小で金環日食観察会
太陽と月が重なり、光がリング状に輝く金環日食を観察しようと市立東柿生小学校(山田雅太校長)の児童や保護者たちが今月21日、同校の校庭で観察会を行った。日食を一目見ようと校庭には大勢の人が集まり、観察を楽しんだ。
同校では観察会のためにサングラスを100枚購入した。全校生徒460人を対象に希望者を募ったところ、保護者を含め約230人の申込みがあった。低学年の児童は保護者同伴で参加した。
曇り空で小雨がちらつく場面もあったが、雲間から欠けはじめた太陽が顔を出すと歓声があがった。児童の「見えた」の一声で参加者らはサングラスを手に取り、一斉に空を見上げた。
太陽は7時30分に月と重なりリング状に輝いたが、厚い雲に覆われ、数十秒ほどで隠れてしまう場面が多かった。雲がフィルターの役割をしたため、日食の光が和らぐ場面もあった。
ダンボールで自作のピンホールカメラを持参した保護者もいた。小さな穴から日食の変化が映し出されると観察していた人たちは満面の笑みで喜んだ。
母親と一緒に観察会に訪れた同校2年生の小林茉結さんは「リングがはっきり見られてとても嬉しかった」と声を弾ませた。
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