昭和音楽大学 区と災害時協定を締結 帰宅困難者を受入れ
麻生区と学校法人東成学園昭和音楽大学が5日、災害時の帰宅困難者を一時的に受け入れることなどを盛り込んだ協定を締結した。民間施設としては市内で初めての締結となる。
川崎市は災害時の帰宅困難者対策として現在、市内の17施設を一時滞在所として指定している。麻生区内では麻生市民館と図書館が指定されているが、今回、民間施設としては市内初となる協定を学校法人東成学園と結んだ。
一時滞在施設として新たに指定されるのは同大学の南校舎(麻生区上麻生1の11の1)。同校舎の1階にある学生食堂部分が使用される。収容人数は150人程度で広さは約311平方メートル。
災害時は区からの要請を受け、建物の安全を確認した上で同所を開放する。対象となるのは小田急線新百合ヶ丘駅の帰宅困難者。同所までの誘導は大学が区と連携して行う。
帰宅困難者用物資としてペットボトルや防寒具を区から搬入し、提供するほか、水道水やトイレなども可能な範囲で貸し出す。
区は一時滞在施設の指定条件として▽主要ターミナル駅から直線距離で2キロメートル前後以内であること▽耐震化済みもしくは耐震化の必要がないと診断された施設であること▽地震災害時の避難場所等として指定されていないことなどを挙げている。この協定は5日から1年間で自動更新される。
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