川崎ご当地アイドル「川崎純情小町☆」で、麻生区を担当する 淺井 雅さん 市内在住
川崎発、夢は「世界へ」
○…「どうか、歌手になれますように」。幼少期、願いが叶うと噂される新百合ヶ丘駅前のカレー屋にある小さな扉をくぐり、強く願った。以来ずっと夢見てきた歌手デビューを果たしたのは今年4月。6人組のご当地アイドルユニット「川崎純情小町☆」の麻生区担当を務める。「大好きな街、川崎で活動できるなんて夢のようだと思った。川崎といえば川崎純情小町☆と言われるようになりたい」
○…川崎純情小町☆には2期生として加入。今年4月に川崎競輪場で行われた桜花賞が初の舞台となった。多くの人に囲まれ、鼓動が速くなるのを感じた。「途中上手く喋れないシーンがあっても、ほかのメンバーがフォローしてくれた」。「地域密着型アイドル」としての活動が2012年度の川崎市イメージアップ認定事業に選出され、先月26日には新曲「夢色音色」でメジャーデビューを果たすなど、地域を超えてその名を轟かせている。「いずれはキー局の音楽番組に出られるような、メジャーなアイドルになりたい。目標は川崎から世界へ」
○…音大卒の祖母や、演劇の経験がある父に囲まれ「芸術一家」に生まれ育った。特技はピアノの弾き語り。幼いころからピアノを習い、麻生市民館で発表会をしたこともある。「麻生区は芸術の街。趣味や特技を生かして私ならではの魅力発信をしていきたい」。メンバーの間では「妹キャラ」として可愛がられているが、しっかりとした一面も見せる。
○…14日にはあさお区民まつりでショーを行う。「区民まつりではメジャーデビューの時に作った新しい衣装を着て踊る。今から楽しみ」。事業認定後の週末は連日ステージが重なることもあるが、弱音を吐くことはない。「いつか、私たちの舞台を見るために世界中から人が川崎に集まるような、メジャーなアイドルになりたい」。川崎の新名物として地域に恩返しをする日のために、今日もまばゆい笑顔をふりまく。
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