医師招き精神疾患学ぶ 介護5事業所が研修会
神奈川県小規模事業所連携事業川崎市麻生区実行委員会(笠原泰子代表)が12日、麻生市民館で研修会を行った。
同委員会は区内の小規模介護事業所「さくらの丘」、「ツクイ川崎麻生」、「ともの家」「グループホームひかり川崎麻生」、「デイサービス リハトレ 王禅寺」からなる。デイサービスやグループホームなど介護に携わる事業所同士の連携を目的に、県から助成を受け研修を重ねている。
今回は「認知症と精神疾患の狭間」をテーマに川崎幸クリニックの医師で臨床心理士の稲富正治さんを講師に招き話を聞いた。稲富さんはうつ病の症状や患者の精神状態などを詳しく解説し、対処法などについて言及した。参加した職員からは様々なケースについて「どう対応するのがよいか」などと質問が寄せられた。
研修会を企画した笠原代表は「要介護高齢者の約半数が認知症と言われる現代において、何らかの精神疾患を抱えている人の割合は増えている。介護の現場に身を置く職員にとって、医師という立場から専門的な話をうかがえたのはとてもよい機会になった。これからもこのような研修会を開いていきたい」と話していた。
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