1万本の「黄色い絨毯」 早野で菜の花が満開に
早野聖地公園の里山で約1万本の菜の花が盛りを迎えている。
この菜の花は同公園里山ボランティア(内野勝雄会長)たちの手で植えられた。里山の一角に広がる「黄色い絨毯」は4月中旬頃まで楽しめるという。
早野聖地公園里山ボランティアは豊かな里山を後世に残そうと近隣住民が中心となり発足した。現在77人のボランティアが里山の下刈りや炭焼き小屋を利用した間伐材の活用、周辺の田畑での農業体験活動、次世代を担う子どもたちとの自然体験授業などを行っている。
同団体の小泉清副会長によるとこの場所に菜の花を植え始めたのは一昨年前。徐々に本数を増やし、現在では約1万本になったという。小泉さんは「黄色い菜の花が揺れる里山の風景をつくろうと思った。1万本が風に揺れる様はとてもきれい。春の景色を感じてほしい」と話す。
先月初旬には虹ヶ丘小学校の6年生と協力し、菜の花畑の淵にヤマザクラを3本植えた。ボランティアがもともとこの里山にあったヤマザクラの実を集め、苗木にまで育てたものだという。メンバーらは「ヤマザクラが大きくなり花をつけるようになったら、桜のピンクと菜の花の黄色の競演が楽しみ」と話している。
菜の花畑は、早野聖地公園(麻生区早野732)にある炭焼き小屋の奥。上池方面へ約2〜300メートル直進したところ。同聖地公園へは新百合ヶ丘駅からバス「あざみ野」行きで「虹ヶ丘小学校」バス停下車、徒歩9分。
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