体罰で処分3件 市教委が第2次調査発表
川崎市教育委員会は7日、2012年度中に市立学校内で発生した体罰について、教職員を処分して文部科学省に報告した事案が3件あったと発表した。
市教委は2012年4月から13年1月を期間とする第1次調査では0件としていたが、今回の2次調査では今年2月に開設した電話相談ホットラインに寄せられた情報を踏まえ実態をまとめた。
不適切は12件に
市教委の発表によると、校長のヒアリングで把握した体罰や不適切と考えられる指導は12件あった。そのうち文部科学省に報告したのは▼授業中に指示に従わない児童の胸ぐらをつかんで激しく叱責した▼部活動の試合後に不本意な成績だった部員の足を小突いて正座させた▼部活動の練習中に鼓舞しようと部員2人の頭を平手で軽くはたいた――の3件。
ホットライン今後も継続
市教委は電話相談ホットラインを今後も継続していく方針。担当者は「電話相談はアンケートと違い個人情報の開示など直接本人の意思を確認しながら迅速な対応ができる。有効な手段と確認した」と話している。
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