市内麻生区、多摩区などでケーブルテレビを運営する株式会社ジェイコムイースト町田・川崎局(前田泰洋局長)は、7日に防犯パトロール隊を発足させた。事故や不審者を目撃した際、警察に通報し地域の防犯活動に協力する。活動初日には麻生署で出発式が行われた。
今回発足したのは「J:COMせたまち防犯パトロール隊」。同社のサービスエリアである市内麻生区、多摩区、東京都町田市、稲城市の各警察署と連携した取組。同社スタッフが営業や工事・作業時に事件や事故、不審者との遭遇、不審物を発見した際にすぐに警察署に通報する。
パトロール隊発足に合わせ同社では、所有する営業車、三輪バイク73台に「パトロール中」と書かれたステッカーを貼った。この狙いを同社は「日常的に防犯パトロールが行われている街であることを印象づけたい」としている。また、地域における防犯意識の向上と犯罪発生の抑止効果を図りたい考え。
同社の石割義朗管理部長は「個別営業などで人通りの少ないところに行くケースが多い。ひったくりや路上でのトラブルなどでお困りの際に車を見かけたらぜひ声をかけてほしい」と話す。
川田安男麻生警察署長は「パトロール隊の協力に感謝する。防犯カメラと同じような役割が期待できるのでは。犯罪抑止につなげ、より一層安全で安心な街にしていきたい」と話した。
振り込め詐欺抑止にも貢献
同社では昨年から、営業や作業時に、振り込め詐欺注意を喚起したパンフレットを配っている。麻生署によると、今月には70代の男性がパンフレットを見たことで、被害に遭わなかったことが確認された。同社ではパンフレット配布や防犯パトロールを行うことで犯罪のない安心・安全な地域の実現を目指していきたいとしている。
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