川崎市立岡上小学校の3年生児童約50人が7月9日、同小管理の畑で大豆による種まき体験を行った=写真=。
この取り組みは小学校がある岡上地域で納豆の製造、販売などを行っている株式会社カジノヤ(梶俊夫代表取締役)が、毎年3年生を対象に実施している取組み。納豆の原料である大豆を使った食育活動を通じて、地域に貢献していくことが目的だ。
今年は天候不順が続いたこともあり例年よりも少し遅れての開催となったが、参加した児童らは同小正門前の畑約16・5平方メートルに、在来種である中粒の津久井大豆を等間隔に蒔いていった。児童たちは同社スタッフから大豆に関する話や種まきのコツなどを興味津々な表情で聞いていた。
種まきに参加した梶代表は「地域の企業として食の大切さを学んでもらおうと例年実施していますが、植物栽培の入門編として大豆を取り扱ってもらえるのは本当に嬉しいこと。枝豆が完熟して大豆になり、豆腐や納豆になることなどを知るきっかけになれば」と話していた。
定期的な除草や乾燥する時期の水やりなど、同社が大豆栽培を全面的にサポートしながら今年は約5kgほどの収穫を見込んでいる。児童たちは大豆の成長を観察していき、収穫が予定されている冬場には生育についての発表会を実施する。同社も収穫した大豆を使っての納豆作り体験や包装容器に絵を描いてもらい、オリジナル柄の納豆を児童にプレゼントするなどの交流を行っていく。
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