小田急線新百合ヶ丘駅下り電車内で、突然倒れ心肺停止状態となった男性を連携し、迅速な救命処置をしたとして、麻生消防署はこのほど、「救命リレー」を行った乗客4人に感謝状を贈呈した。
7月3日、下北沢―新百合ヶ丘間を走行中の下り快速電車内での出来事だった。つり革につかまり立っていた会社員・新地弘太郎さんは、近くにいた男性(18)が突然倒れたため、とっさに後方にまわり、転倒しないように抱きかかえ、近くにいた看護師・瀧口めぐみさんと協力して、男性を床に寝かせた。瀧口さんが脈を確認したところ、反応がなく直ちに胸部圧迫し、新地さんは気道確保を行った。その後、乗客の中から胸部圧迫のできる看護師・宮川洋子さんと介護職員の西村竜哉さんが加わり、新百合ヶ丘駅に着くまで4人で協力し、胸部圧迫などを続けた。駅に到着すると、新地さんがAEDにより1回の電気ショック、瀧口さん、宮川さん、西村さんにが胸部圧迫などをし続けたところ、男性の自発呼吸を確認。到着した麻生救急隊に引き継いだ。
男性は後遺症もなく、退院し、通常の生活に戻ることができたという。
瀧口さんは「仕事の経験が生かされ、男性も無事に退院し、後遺症がないことを聞いて大変うれしい」と語った。宮川さんは「瀧口さんが協力者に指示を的確にしていたので、スムーズな活動ができたと思います」と話した。西村さんは「自分の行動で人が救えて本当によかった」と話した。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|