川崎市が公表した2014年10月1日現在の市年齢別人口によると、「年少人口」(0歳から14歳まで)、「生産年齢人口」(15歳から64歳まで)、「老年人口」(65歳以上)の年齢3区分別人口の割合において、麻生区の老年人口は川崎区と並んで、市内で最も高くなっている。
公表されたデータによると、麻生区の人口総数は17万4659人、そのうち老年人口は3万7953人で、その割合は川崎区と同率の21・9%となっている。
市内老年人口割合は前年比で0・6ポイント増。すべての区で増加し、特に麻生区は0・9ポイントと大きく上昇。市北部3区で大きく上昇する傾向が続いている。
また、すべての区で老年人口割合が年少人口割合を上回っており、少子高齢化が顕著に表れているといえる。少子高齢化を表す老年化指数(年少人口に対する老年人口の割合)は、市で前年より4・9ポイント上昇の144・7ポイント。市の平均年齢は、毎年緩やかに上昇しており、前年比で0・2歳上昇の42・5歳となっている。
このように区内で高齢化が進む状況の中、要介護者を受け入れる施設、そして要介護者・要支援者を支える人材のニーズは日に日に高まっている。市内でも、地域包括ケアシステムの構築が徐々に進み始めているが、特に介護の担い手不足は地域の課題として挙げられ、区内の小規模事業所の数カ所では、企業の垣根をこえた人材確保の動きも出てきている。
この特集では、区内各施設や教室のサービスなどを紹介していく。
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