行政と区民が協働で地域の課題解決に向けた取り組みを審議し、区に提言する「第5期麻生区区民会議」の「若い世代が住みやすいまちづくり部会」は現在、区の魅力のブランド化とPRや、空き家の利活用について審議を重ねている。アンケート結果などを踏まえ、委員らが具体策などを検討していく方針だ。
同部会では昨年開催された「あさお子育てフェスタ」の来場者を対象に、「子育て世代を呼び込むために、麻生区の魅力の中で何をPRしたらよいか」のアンケートを行った。結果、「緑が多い(自然環境が豊か)」が最も高い割合の45・5%、次いで「治安がよい」が42・9%と、高い割合を占めたが、「芸術のまち」は10・8%にとどまっている。
この結果を受け、区の魅力のブランド化とPRをテーマに行われた審議では、委員から「芸術のまちについて若い世代にはなかなか浸透していない。若い人が芸術にふれる機会を増やしていく必要がある」という意見や、「芸術のまち麻生のPRが足りていない」という意見などが出ている。今後、区がもっている魅力に磨きをかけることや周知について、幅広く意見を集めながら具体策を見出していくという。
また、同部会では空き家の利活用についての審議も行われている。区内王禅寺東などでは1975年ごろに開発された住宅に住む人の高齢化が進み、空き家が増えてきていることがテーマに選ばれた理由の一つ。現在、不動産団体との意見交換、区内大学でのヒアリングを行っており、さらに調査を進め、さまざまな角度から区に空き家の利活用を提案していく考えだ。
麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|