小田急電鉄は6月9日、下北沢駅周辺の作業所などで、「複々線」工事現場の見学会と完成時の効果説明会を報道機関向けに実施した。同社からは「複々線が完成することにより、登戸駅・新百合ヶ丘駅から新宿駅・都心までの平日ラッシュピーク時にかかる所要時間が短縮される。さらに混雑率緩和や、列車増発も可能になる」といった内容が発表された。
複々線化事業は混雑の緩和や所要時間の短縮などを目的に、東北沢〜和泉多摩川間10・4Kmを対象に行うもの。残る未完了区間は東北沢〜世田谷代田間の1・6Km。2017年度中に完成させ、18年3月の抜本的なダイヤ改正を目指す。
見学会では、下北沢駅の地上新駅舎や駅舎内部、地下緩行線トンネルの工事状況などを一つひとつ説明。新設されたエスカレーターなども見られた。同社では完成後のダイヤ改正で、平日ピーク1時間あたりの運転本数を3割増の36本に増やし、混雑率を抑える方針。「小田急線が混んでいるというイメージを変えたい」としている。
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