川崎市は12月1日、リオパラリンピックで活躍した競泳の成田真由美選手(46)=多摩区在住=に市民特別賞、ウィルチェアーラグビー銅メダルの山口貴久選手(34)=中原区在住=にスポーツ特別賞を贈った。
4年後の東京大会と、2024年の市制100周年に向けた市の取り組み「かわさきパラムーブメント」として、シンポジウムを市産業振興会館(幸区)で開催。特別賞の贈呈式とパネルディスカッションが行われ、約220人が参加した。
ディスカッションには両選手と、日本パラリンピック委員会事務局長の中森邦男氏、福田紀彦市長が参加。今大会の報告を踏まえ、各競技との関わり方、環境づくり、意識向上などについて意見を交わした。
成田選手は4大会連続でパラリンピックに出場し、金15個、計20個のメダルを獲得。昨年、7年ぶりに競技に復帰し、リオでは日本新とアジア新を樹立した。もともと泳げず、水泳が大嫌いだった自身の話を交え、「ちょっとしたきっかけで大好きになることがあることを信じてほしい。そこに人間の可能性がある」と力説。「あきらめなければ前に進める。人間ってすごいと実感している」と語った。
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