万福寺会館で14日、地域住民らによる和凧づくりの教室が開催され、約50人の参加者が伝統の凧を作り上げていった。
新万福寺町内会、万福寺町内会、百合丘二丁目町会によるこの催しは今年度の麻生区市民提案型協働事業の一つ「伝承遊びで街おこし〜和凧つくりと凧揚げ大会〜」(主催・新万福寺町内会)活動の一環。シニアを中心とした世代が凧の作り方や揚げ方を伝えることで世代間交流や町内会、自治会の活性化なども図ろうというものだ。
この日は地域の子ども会などと連携しながら、8人の講師が和紙と竹ひごを使っての凧作りを教えていった。事前に和紙に絵を描いてきた参加者は竹ひごを組んで自慢の作品を凧にしていった。6歳の息子と参加した茂木哲也さん(41)は「空に映えるように大きな絵を描いて息子に色塗りを手伝ってもらった。普段あまり使わない道具で一緒に凧を作る作業は楽しかった。あとはうまく飛ぶかだけです」と話していた。
新万福寺町内会の相談役で講師の一人、竹市八郎さん(80)は「絵を描いて凧を作るというものづくりの楽しさを通じて、異世代や近隣との交流を促進していきたい。この活動で町内会活動が活性化できたらうれしいです」と話していた。凧作り教室は新万福寺会館などでも行われており、29日には百合丘小で凧揚げ大会が予定されている。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|