王禅寺団地自治会と梨の木団地自治会が5月12日から14日、両自治会に属する美術愛好家23人の作品を集め、会員同士の交流を深める一環として、「第5回 王禅寺団地・梨の木団地美術展」を王禅寺団地自治会館で開催し、期間中多くの地域の人々が足を運んだ。
同美術展は、2011年の東日本大震災の発生を受け、地域の住民同士の連帯感の醸成と強化の必要性を意識し、地域のつながりの輪を広げることを目的に開かれている。2012年に王禅寺団地単独で開催されたのを皮切りに、2013年以降は梨の木団地との合同開催を続け、今回で5回目を迎えた。計250世帯ほどの小規模な自治会の会員世帯による美術展の開催は珍しいという。
作品のテーマは自由。寄せられた作品は、プロの画家や陶芸家、趣味の美術愛好家による約70点にのぼった。年齢も30代から90代、ジャンルも絵画、絵手紙、切り絵、陶芸、写真、プラモデル、押し花、吊り雛、竹細工などと幅広い。「毎年ここに出すのを楽しみにしている」という出展者も少なくないという。
実行委員会共同代表を務めたのは小林基男さんと前川澄雄さん。小林さんは、「美術展により、日頃あまり顔を合わせない隣の団地の方々と親しくなれる。何かあった時には、連携して動いていかなくてはならないからね。今後も続けていきたい」と語った。
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