東海道川崎宿発祥とされる「三角おむすび」を、同時に最多人数で握るギネス世界記録に挑む――
11月5日(日)に川崎区富士見の市スポーツ・文化総合センター(通称、カルッツかわさき)大体育室で「かわさき発祥”三角おむすび”DEギネス世界記録®町おこしニッポンに挑戦!」が行われる。主催する一般社団法人川崎青年会議所(=川崎JC・白石晴生理事長)は「川崎市の総力を挙げて取り組み、市のブランドイメージの向上につなげたい」と意気込む。
川崎宿400年に照準
三角おむすびは、江戸時代の徳川吉宗一行が川崎宿に宿泊した際、徳川家の葵の紋章に見立て、それまで丸く握っていたおむすびを三角形にし、丸い盆に3つ並べて提供したとの伝承がある。
川崎JCは20歳から40歳の会社経営者やサラリーマンらがまちづくり運動に取り組む組織。市内外に発信できるような地域の隠れた伝承や文化を活用した事業を行っている。今回「地域性」「公共性」「話題性」をキーワードにした取り組みを模索する中、三角おむすび伝承を発見。秋田県ではJC仲間がおむすびのギネス世界記録に挑戦していることも知った。「三角おむすび発祥の地である川崎でやらないわけにはいかない」と挑戦を決めた。
催しは川崎市都市ブランド推進事業の一環でかわさき市民祭りの最終日に実施。午後4時48分からギネス世界記録に挑む。参加者は100gの炊いた米に小田原の梅干しを詰め、具材が飛び出さないよう握る。ルール上では形状は自由だが、川崎らしい三角おむすびに仕立てるという。参加者が一斉に5分間でどれだけのおむすびを握ったかでギネス世界記録が決まる。
8月21日時点でのギネス世界記録は昨年、三重県桑名市で挑戦した1621人。同会議所では2023年に川崎宿が400年を迎えることから2023人以上の参加者を目指す。昨年はおむすび握りのギネス世界記録が6回更新され、今回のイベント直前でも他都市でこのギネス世界記録に挑戦するとの情報もある。目標の参加人数を修正する可能性もあるが「まずは2023人集め、東海道川崎宿制定400年と2023年に向けてその関連各団体が行うイベントへの波及効果や連携の機運を高めていきたい」と話す。
参加費は無料。対象は小学生以上で小学校低学年は保護者同伴が原則。
申し込み、問い合わせは、同会議所(【電話】044・211・3612 ホームページhttp://kawasaki-jc.or.jp/2017/future/171105/)へ。
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