麻生区内で活動する市民活動団体の情報を一元化した検索サイトが稼働から4月で1年を迎える。現在、登録数は300件を超えており、サイト利用で多世代が地域の市民活動に参画することに期待がかかる。
「麻生区市民活動団体検索サイト」は、趣味のサークルやボランティア団体などの情報がまとめられたインターネットサイト。麻生市民館や区社会福祉協議会、麻生市民交流館やまゆりで活動する登録団体の情報を集約しデータベース化したもので、区民の地域活動参加を促すことを目的に昨年4月にスタートした。閲覧者は相談窓口や自宅のパソコン、スマートフォンからキーワードや分野、活動日、会費などを頼りに興味のある団体を検索できる仕組みだ。
同サイトは、交流館やまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンター(植木昌昭理事長)が情報を一括管理し、運用している。同法人によると、開始からこれまでの総アクセス数は2万件以上。市民活動の参加はシニア世代が多いが、サイト導入後は50〜60歳代からの問い合わせが増えたという。植木理事長は「パソコンに馴染みのある定年退職前後の世代で、地域貢献を考える人が利用してくれている」と話す。
点在していた情報が一括化されたことで「サイトで調べてから、窓口で詳細を聞くという活用も多い」と植木理事長。相談員からも「作業が楽になり相談者の条件に合う団体の提案がしやすくなった」という声が上がっているという。
目指すは全団体登録
掲載登録数は、立ち上げ当初の265団体から1年で315団体に増加。一方で「区内の市民活動団体は600以上あり、サイトで掲載しているのは全団体の約半数」と植木理事長は話し、「区民への周知を進めて全団体掲載を目指したい」と今後の展望を語る。次年度は広報活動を充実させるほか、システムを使いやすくリニューアルすることも検討するという。麻生区市民活動団体検索サイト【URL】http://asao-act.org/
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