浄慶寺(上麻生6の34の1)でアジサイが咲き始めている。ここでは色とりどりのアジサイと一緒にユニークな羅漢の石像が楽しめる。
羅漢像は、同寺の麻生諦善住職が1989年から設置を始めたもの。懇意の石材店と協力し、時代に合わせた像を毎年1、2体作っているという。境内には腕相撲に興じる羅漢や携帯電話を使用する現代人のような羅漢も。トランプで遊ぶものもおり「トランプ米大統領をモチーフにしてみた」とのこと。新作は蓄音機で音楽を聞く羅漢像で、麻生住職は「温故知新という言葉があるように、従来のアナログなものから知ることもあるという思いをこめた」と語る。
一方、アジサイは1000株ほど植えられている。境内の周囲はサクラの木で覆われているため日が当たりにくく、6月中旬以降が最も咲く頃で、今月いっぱいまで花を楽しめるという。麻生住職は「にぎやかなアジサイ寺も多くなったが、従来のアジサイは6月の雨のシーズンにひっそりと咲く派手ではない花。梅雨どきに傘を差して、静かに楽しんでもらえれば」と話している。
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