認知症になっても安心して暮らせる街に! 川崎市議会議員 花輪 孝一
公明党は、全国で100万人の訪問調査アンケートを実施しました。
内容は【1】介護【2】子育て【3】防災減災【4】中小企業支援の4テーマについてです。このアンケートを実施する中で、改めて認知症対策の重要性が浮き彫りになりました。
川崎市でも認知症高齢者数は2015年に4万2千人を越え(高齢者の約7人に1人が該当)、2030年には、2倍強の約8万6千人にもなると推計されており、その傾向は顕著です。
私たちは市議会の中でこれまで認知症対策の強化を求め、川崎市独自の認知症コールセンター「サポートほっと」が開設されるなど、相談者の心に寄り添うピアカウンセリングを実施してきました。また「聖マリアンナ医科大学病院」と「日本医科大学武蔵小杉病院」の認知症疾患医療センターが専門医療相談を行うなど、その充実が図られてきました。
しかし地域に目を向けると、認知症の方が本人に自覚もなく、相談もできず、ご家族の方が抱え込んでしまっているケースは少なくありません。
市では今年度から、医師・保健師・社会福祉士等の専門職で構成する認知症訪問支援チームを全区に設置。市民の方からの相談に応じて、認知症の方の早期発見・早期対応に努める「認知症訪問支援事業」がスタートしました。
これからは、ご家族の介護負担軽減を図る「認知症高齢者介護教室」や見守り・支える地域づくりのための「認知症サポーター養成講座」等を通じて、さらに認知症の普及啓発を図り、誰もが住み慣れた地域で生涯、安心して暮らしていけるよう取り組んでまいります。
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