王禅寺中央小6年の高橋大地君(11)が、7月31日、8月1日に日本棋院東京本院(東京都千代田区)で開催される「第39回文部科学大臣杯 少年少女囲碁大会」に神奈川県代表として初出場する。
この大会は囲碁三段以上の小・中学生を対象に、各都道府県の代表者で行われる。5月に行われた神奈川県予選で高橋君は小学生の部で準優勝し、代表3人の中に選ばれた。
麻生区内からは、金程中2年の名児耶凱君も中学生の部に出場する。
高橋君は祭り会場のブースで体験したことをきっかけに、小学校に上がる前から囲碁を習い始めた。現在は新百合囲碁学園と世田谷区の緑星囲碁学園に週4日通い仲間と切磋琢磨するほか、自宅でも毎日棋譜並べや詰碁などをして力をつけている。憧れの棋士は井山裕太九段だといい、「タイトルをいっぱい獲っているところや、日本の代表として世界で活躍する姿がかっこいい」と語る。
精神面が強化
「勝ち負けがあって勝てると嬉しい」と囲碁の魅力を話す高橋君。昨年開催された「第21回花まる学習会杯ジュニア本因坊戦」の神奈川大会で準優勝し、続く今年の全国大会では17位になるなど近頃調子が上がってきた。少年少女囲碁大会には出場資格を得てから毎年挑戦し続け、今回初めて個人戦で全国に進出。高橋君を教える新百合囲碁学園の星合真吾さん(23)は「実力は十分にある。精神面が強くなりミスが少なくなった。しっかり集中できれば勝ち進めるはず」と分析する。高橋君は「小学生でこの大会に出るのは最後。優勝したい」と力強く目標を語る。
体を動かすことも好きだという高橋君は将来、「文武両道でこれからも囲碁を続けて、強くなりたい」と話している。
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