麻生区都市計画道路141%予算投入〜「一歩先の麻生区」の実現へ〜 川崎市議会議員 おいぬま 純
平成30年第3回市議会定例会において、昨年度の行政決算に対する集中審査の為「決算審査特別委員会」が設置され、所属する「まちづくり委員会」所管の決算に対し、麻生区の事例を挙げつつ今後の進捗確認を実施しました。
区内都市計画道路等進捗状況は
川崎市の道路整備は「川崎市道路整備プログラム」に事業箇所・選定過程を予め公表し、効率的な推進を目指しています。全市と比較し進捗が遅いとされている麻生区内の道路・街路事業ですが、整備効果が高いと判断された世田谷町田線・菅早野線を中心に工事費予算比141%が投入され、直接目に見える形で工事進捗を見せています。
これは本に地域の皆様の協力の賜物です。しかし、行政から提供される将来像が比較的少ないために“一歩先”が見えてこない実情も感じられます。今後も行政への誠実な対応を求めていきます。
宅地防災工事助成金
今夏も台風や豪雨の影響で区内各地で大小の土砂災害が発生しています。ピークを過ぎた今こそ、改めて減災対応を進めて行かなければなりません。
川崎市では「擁壁改修」等について防災・減災の観点から助成する制度を設けています。この助成金の平成29年度予算執行率は5・2%でした。上限300万円の助成で予算額は1200万円と、つまり4件分の想定しかされておらず、且つ周知不足や執行条件の複雑さも相まっている状況です。土砂災害警戒区域を多数抱える本区に対し、更なる検討を要望しました。
市民防災農地の拡大に向けて
本市の土地は大きく分けて「市街化区域」と「市街化調整区域」の2つ。市街化区域内の農地は条件を満たし申請をすることで「生産緑地地区」と指定されます。災害発生時の一時避難場所となり、有用な役割を持つ『市民防災農地』は、「生産緑地及び隣接する農地」とされ、地域の安全確保に向け制度改正されました。これまで幾分、対応が受け身であると感じていた農業分野の本市行政ですが、継続して要望した結果「生産緑地に関する全庁的な検討会議」が開催され、本市の都市農業の活性化及び安全性の確保が一歩ずつ進み始めています。
今後も「農業の視点からの区内活性化」を実現できるよう、取り組んでいきたいと思います。
|
|
|
|
|
|