冬から春にかけての果物、イチゴの収穫が片平のビニールハウスで行われている。
収穫を行っているのは農業生産法人(株)オアシスファーム(高木伸一代表取締役社長)。2010年に活動を始めた同法人は片平と東京都町田市、埼玉県入間市にハウスを構え、土ではなくヤシガラ(ヤシの実のチップ)を高さ1メートルのデッキに敷いて粒の大きな「紅ほっぺ」を水耕で栽培している。例年は年明け頃に実が赤くなるが、今シーズンは12月から収穫が始まったという。
80グラムほどの大粒イチゴも多く収穫されているという今シーズン。「10年目になってようやく理想のイチゴに近づいてきた」と笑顔を見せる高木さん。高木さんはデジタル技術で温度や栄養の管理を行いながらイチゴ栽培に取り組み、主に関連企業のカフェ等に出荷しているほか、3年ほど前からJAセレサ川崎の直売所「セレサモス」での販売も開始。昨年から始めた大粒イチゴを挟んだ大福の販売も好評だという。
現在、片平のハウスでは1年を通して収穫ができる栽培法を試験的に開始。高木さんは「イチゴが年間を通して収穫できれば、将来的に施設を設けて飲食店なども考えてみたい」と話している。
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