郊外での新しい暮らし方の提案として、小田急グループが多摩線沿線で「職住近接」の環境づくりに取り組んでいる。今年3月には栗平駅前にカフェとレンタルスペース、今月供用予定のワークスペースを併設したコミュニティ施設「CAFE&SPACE L.D.K」をオープン。さらに黒川駅前でもシェアオフィス、飲食など2区画分の店舗からなる「ネスティングパーク黒川」を今月中にオープンさせる予定だ。
多摩線沿線は1970年代から開発が進み、小田急もこれまでに約2300戸の分譲を実施。今後は新規居住者も含めた安定的な居住に焦点を合わせた施策が必要となる。
程よい自然が残り都心へのアクセスも良好な多摩線沿線は子育て世代の流入が増加しているエリア。「働き方が多様化する中、住まいの近くで仕事を行う『職住近接』の暮らしへの要望があり環境整備を行っている」と同グループ。栗平と黒川、両施設とも住民ニーズを踏まえ、飲食店などが併設された複合的な店舗の計画を進めてきた。
郊外エリアでのシェアオフィス運営となるネスティングパークは小田急として初の試み。今後、検証を行った後、各エリアで同様の展開が可能か検討していくという。
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