桐光学園水泳部の山尾隼人さん(3年)が平泳ぎ100、200メートルで3年連続のインターハイ出場を目指し、20日に山梨県で行われる関東大会に挑む。6月の県大会を大会新記録で泳ぎ切り、高校最後の夏に全国の表彰台を狙う。
横浜で行われた県大会の平泳ぎで100メートルを1分1秒78、200メートル2分13秒05と、大会記録を塗り替えた山尾さん。どちらもインターハイ出場に必要な標準記録を上回っており、関東大会でこの泳ぎができれば全国の舞台に挑戦できる。「これまでの力を出すことができればインターハイ出場は問題ない。関東は通過点なので力みのないようにしたい」と山尾さんは力強く話す。
新泳法でベスト更新
高1の時から平泳ぎでインターハイ出場を続ける山尾さんだが、表彰台は未経験。昨年は100、200ともに決勝で4着、しかも同学年の優勝を目の当たりにするなど悔しさが残る大会となった。
「昨年は力の差を感じたが今は手の届くところまで来ている」と話す山尾さん。自信を覗かせるのは、今シーズン途中から取り組んだ新たな泳法が結果を出していることが大きい。今までのテンポを意識した泳ぎを姿勢から見直し、手の動きに滑らかさを加えた。いきなりの県大会記録更新は「最後まで力を残した泳ぎができるようになったことで自分でも驚くくらいタイムが伸びている。前半の泳ぎに力強さを加えることができればまだ伸びしろはある」。
現在は早朝と夕方に中原区のNECグリーンスイミングクラブ玉川での練習を重ね、空き時間は同校に完成したばかりの屋内プールにも入る。「クラブや高校に優勝で恩返しを」と強い意志で高校最後の夏を迎える。
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