新百合丘一輪車クラブ(菅典子代表)のメンバーが、8月3日に川崎市とどろきアリーナで開催された一輪車演技の全国大会「ジュニア ソロ・ペア一輪車競技大会」で優勝を含む入賞を果たした。
競技者が音楽に合わせて一輪車を操り、技の完成度や表現力等が審査される一輪車演技。同大会には全国から32クラブが参加し、小中高生がソロやペアで演技を披露した。
同クラブの下田実來さん(長沢小5年)と日野あかりさん(王禅寺中央小4年)はペア・小学生の部で優勝。昨年12月にペアを結成してから3回目の大会出場だった。
高め合うためのけんか
練習時は、率直に思ったことを言うため「1日に10回はけんかしていた」と2人は口をそろえる。しかし、互いを高め合うために妥協しなかったからだ。2人は「1つ1つ丁寧に」というコーチのアドバイスのもと、2人で協力する技や、指先や背中を意識して表現することを磨いてきた。
本場では、アップテンポの曲に合わせ、2人技や回転技がそろった一心同体の演技に成功。他クラブのライバルも出場していたが、技術点、芸術点ともに2位以下と差をつけ優勝に輝いた。結果に対し、「ライバルに負けると思っていたのでびっくりした」と日野さん。下田さんは「次の大会への自信になった」と話す。
日野さんはソロ・小学4年生以下の部で優勝、下田さんはソロ・小学生の部で3位入賞と、個人でも結果を残した。秋にも大会が控えるが、下田さんは「全部の技を確実にして落ち着いてできるようにしたい」、日野さんは「もっと2人で支え合っていきたい」と話す。
都内から同クラブの練習に通う関原理央さん(日野学園中2年)は、ソロ・中学生の部で4位入賞。お気に入りの衣装で臨んだ本番は「緊張で足が震えたが、審査員に表現をアピールできた」と笑顔を見せる。一方、安定した技が演じられるための課題も口にした。
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