麻生区で昨年収穫した禅寺丸柿を使用したワインが完成し、12月20日、製造、販売する柿生禅寺丸柿保存会(飯草康男会長)から福田紀彦川崎市長に贈呈された。
禅寺丸柿は約800年前に王禅寺の山中で発見されたという甘柿で、柿生という地名の由来になったとされる。「柿生禅寺丸柿ワイン」は、禅寺丸柿の保存を目的に結成された同会により、1996年から毎年製造、販売されている。
贈呈式で試飲した福田市長は「今年も間違いなくおいしい。和食にも合うなと思う」と味の感想を話していた。
暑さ、台風で収穫減
昨年は春先の実付きが悪かったことに加え、長い梅雨や急な夏の気温上昇の影響で落下した柿の実が多かった。さらに台風の影響もあり収穫量は例年と比べ激減。一昨年は柿を5500キロ収穫したのに対し、昨年の収穫量は750キロ。ワイン1千本を製造した。「今までこんなに少ないことはなかった」と飯草会長。一昨年発売したスパークリングワインは、収穫量が確保できず製造には至らなかった。
飯草会長は「味は渋さが抑えられて飲みやすい。本数が少なく貴重なので大事に飲んでほしい」と話す。柿ワインは1本1732円(税込)。セレサモス麻生店等で販売。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|