6月1日から再開した麻生スポーツセンターでは、利用者にオリジナルタオルを配布している。
3月から定期教室やトレーニング室などの利用を停止し、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令を受け、4月11日から全面休館していた同センター。休館中スタッフたちは「再開後に、いつも利用してくださる皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」とプレゼントを考案。スポーツ時や日常で幅広く使用できるタオルを渡すことにした。再開した現在、団体の貸し切り利用のみに制限されているため、1団体につき複数枚のタオルが渡されている。
休館の間、館内の環境整備や、自宅で簡単にできるエクササイズ動画を発信してきた同センター。それでも、西野弘二館長は「利用者のみなさんは、久しぶりに決まった時間に仲間と一緒に体を動かすことに喜んでいる様子」と話す。
「すごく少ない」利用数
再開した1日から8日までの団体利用数は、最大168コマある中で約50コマ。スポーツジムでクラスターが発生したこともあり、「利用数はすごく少ない。スポーツ施設は危険という意識がついてしまったかもしれない」と西野館長。安全対策として、利用者には来館時のマスク着用や健康チェック、定員数の半分までの利用など、協力を呼びかける。
運動の場どう提供するか
同館は今後、動画配信の追加も考えているという。定期教室や個人利用について西野館長は「すべての方に通信環境が整っているわけではない。スポーツの場を提供するのが、スポーツセンターの役割だと思うので、注意しながらリアルな部分を大切にしたい」と話している。
本来ならば約1カ月後には五輪が始まり、五輪期間中はパブリックビューイングも予定されていた。西野館長は「スポーツが大きく盛り上がる年になるだった」と残念そうに話すが「下半期は盛り返すことができれば」と前を向く。
個人利用の再開については6月中旬を目途に可否が判断される。
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