東日本台風で被災した川崎市市民ミュージアムが今後の再整備に向け、市民の意見や要望を把握するアンケートを先月から実施している。対象は、無作為に抽出された市内在住の満18歳以上の男女3500人。このほか、市立中、高等学校の生徒300人や障害者施設に任意で協力を依頼している。
郵送によるアンケートで、博物館や美術館機能について「どのような展示があると良いか」「どのような資料や作品の収集に力を入れるべきか」など19問を設定。同館に行ったことがない人への問いもあり、市担当者は「利用したことがない人が、どうしたら来てくれるのかを考えたい。本音が知りたい」と話す。
アンケートは10月9日まで。結果は、11月中旬に開催する有識者会議「市民ミュージアムあり方検討部会」で報告される予定。
同館は、地盤が低く浸水しやすい立地に加え、現行施設の強度では地下にある収蔵庫を最上階の3階へ移すことが難しいことが被災後に判明。外部の有識者らが今年7月から、移転も視野に入れた検討を進めており、来年8月に方針案をまとめる。今回は無作為抽出の市民アンケートだが、方針案発表の際には意見公募(パブコメ)も行うという。
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