川崎市黒川青少年野外活動センター(野口透所長)で11月14日、15日、BBQインストラクター講習会が行われた。同センターの人気講座で、これまで1000人以上のインストラクターが卒業している。
14日は初級者、15日は上級者対象で、それぞれ午前、午後の部に分かれ、市内外から計76人が参加した。
講師は日本バーべキュー協会の下城民夫会長が担当。前半の座学では、BBQの歴史や地域性、各国の現状・流行などを紹介した。
公衆衛生や食中毒についても説明。牛や豚など肉の種類により気を付けるべき食中毒、調理法を教えた。「BBQは自分はもちろん、仲間を危険な目にあわせてはダメ。肉への火の入れ方には理由があり、トングなど道具も安全に使用しないと、けがをしたり、食中毒の原因になる場合がある」と繰り返し話した。
後半の実技講習は野外で行われ、炭の種類や火のつけ方、肉の焼き方など上級インストラクターが実践しながら紹介した。講座の中で、下城会長は参加者に役割を与え、「実際のBBQでも、何もすることがない人がいないように、その人に合った仕事を与え、みんなが楽しめるようにするのも主催者の役割」と呼び掛けた。
受講生は熱心にメモを取りながら、「今まで仲間とBBQを楽しんできたけど、もっと本格的にできそう」と感心した様子で話していた。下城会長は「BBQは仲間を作るために行うもの。相手のことを考え、正しい手順で危険がないよう安全に行い、食事と会話を楽しんでほしい」と話していた。
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