新百合丘一輪車クラブの2人が、先月開催された「全日本一輪車競技大会」ソロ演技部門に出場し、学年ごとの部でそれぞれ準優勝を果たした。
音楽に合わせて回転技やバランス技などを披露し、完成度や表現力が審査される一輪車演技。例年の大会は会場で演技を披露するが、今回の小学生の部はビデオ審査で結果が発表された。
同クラブから出場したのは下田実來さん(長沢小)と日野あかりさん(王禅寺中央小)。2人ともペアで全国大会に出場したことはあったが、同クラブ独自の基準をクリアし、初めてソロ演技で全国に出場した。
表現力を徹底研究
43人が出場した女子小学6年生の部で、下田さんは「瑠璃色の地球」の音楽に合わせて演技を発表。新しくバック技にも挑戦したが、下田さんが目標にしていたのは「表現力の項目で1位をとること」。ゆったりとした曲調にあわせた「大人っぽい」表現を目指し、クラブの上級生や過去の上位入賞者の動画、自宅で鏡を見ながら研究した。
流れるような動きと強弱を意識して挑み、表現力はトップの点数を獲得。「出場者が多くて難しいかと思っていたけれど、達成できてよかった」と笑顔を見せる。
女子小学5年生の部に出場した日野さんは、演技構成では得意な回転技を取り入れ、音楽から連想する色やストーリーといったイメージを膨らませ、表現に力を入れた。花がたくさんついた衣装は母親の手作りだ。ビデオ審査のため、最高の出来を求めて200本以上撮り直し、締切日ぎりぎりまで納得のいく一本にこだわった。
結果は2位と高成績も、発表直後は悔しさで号泣してしまったという日野さん。磨いた表現力の点数はトップでも、技術力は1位と差があった。「柔軟性を高めて技術力を上げ、6年生は全国優勝したい」と次へ向けて練習に励んでいる。
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