あの日を忘れない―。東日本大震災への慰霊を込めたイベント「多摩川灯篭流し2021」が3月7日、京王線鉄橋下流の多摩川河川敷で行われた。麻生区を中心に活動する音楽ユニット「FAiCO」のボーカル・MiSAさんが出演。歌で被災地への鎮魂、復興への祈りをささげた。
NPO法人おさかなポストの会(多摩区)の山崎充哲さんが慰霊のために企画し、震災翌年3月から実施している同イベント。コロナによる緊急事態宣言中のため、今回は動画共有サービス「ユーチューブ」によるライブ配信で行われた。
山崎さんと友人のMiSAさんが歌う復興応援ソング『StartLine』が長らく同イベントのテーマソングに使われてきた。当日も、MiSAさんが復興への思いを込めて、同曲を静かに歌い上げた。
山崎さんの体調もあり、灯篭流しは今年で最後。MiSAさんは「最後にこの曲を歌えたことが嬉しい。震災を風化させないためにも、被災地の復興のためにも、これからも歌を通じて応援していければ」と話した。
なお、今回披露した『StartLine』のプロモーションビデオを川崎市らの協力を得てリニューアル。11日からFAiCOのHPで公開中。
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