市立東柿生小学校(井上清一校長)の5年生が隣接する早野地区の農業や自然環境を学び、魅力を発信する学習に取り組んでいる。3月2日と9日には「早野を味わう」ことを目的に、同地区でのらぼう菜やイチゴの摘み取りなどを体験した。
農業振興地域の早野地区。近年は休耕地を活用したひまわり畑など、自然環境を生かした取り組みも行われている。同校5年生は、総合的な学習の時間に「地域活性化のために取り組んでいる人々と町づくり」をテーマに1年かけて学習。農家や施設の人から思いや願いを聞き、時には農作業などを体験しながら情報を収集、整理。2月にはこれまでの学習成果を4年生に伝えた。
学習のまとめとして、保護者や地域住民と交流しながら、早野の魅力を実感してもらうためのイベントを企画。だが、感染症予防のため児童のみでの体験となった。
「早野フェス」と題し、児童は重点的に調べていた休耕地活用、ハーブ栽培を行う「があでんららら」、イチゴ農園「スローファーム」に出向き、地元農産物を味わうことに。休耕田を活用した地区では郷土野菜のらぼう菜を摘み取り。「勉強するまでのらぼう菜を知らなかった」という児童は「少しかじってみたけど調理したら美味しそう」と笑顔。「スローファーム」では地元産の完熟イチゴを丁寧に選んでいた。
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