議会報告 ワクチン接種・川崎市の準備状況は みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
3月2日に会派の代表質疑を担当しました。新型コロナワクチン接種体制等を取り上げましたのでご報告致します。
ワクチン調整室を立ち上げ
市は、3月1日付けで「新型コロナウイルスワクチン調整室」を新設しました。新たな職員の配置とともに、感染症対策課や危機管理室等の関連部署との兼務体制で組織を構築しています。
クーポン発送の順序など
接種クーポン券はまずは高齢者の方へ。ただし、「ワクチンは当面、確保できる量に限りがあり、供給も順次行われる見通し」のため、クーポン券も「供給量をふまえ、(中略)年齢別に分けて発送することも視野に」準備中で、予診票も同封予定としています。
希望する全市民への接種完了は
コロナ予防接種は「令和4年2月28日までが実施期間とされているため、当該期間内に希望する全市民」に接種を完了できるよう取り組みを進めるとのこと。集団接種は各区に1カ所ずつ会場を設け、短期集団接種会場を8カ所設営する予算(案)を計上しています。各会場は一日あたり300人程度を想定。かかりつけ医などの医療機関での接種(個別接種)や特養等の施設へ医療従事者が出向く巡回接種を調整中としています。
高齢者への接種に向けて
高齢者への接種は「4月12日から数量を限定した段階的な実施」を予定。国からは2月末に「高齢者全員の2回接種分のワクチンについて、6月末までに配送を完了する旨」が公表され、「本格的な供給開始次第、可能な限り早期に接種を完了できるよう」取り組みを進めていく意向を示しています。
入荷予定の2箱の使いみち
ワクチン配分量の見通し等は「(県は)4月19日の週までに配分が予定される44箱のワクチンについて、(中略)市町村あたり975人の2回接種分となる2箱の配分を想定」とのこと。川崎市在住の高齢者は約30万人。975人分では少なく、予約等での混乱も予想されるため、まずは高齢者施設入居者を対象に検討中としています。
気になる副反応等や情報管理は
副反応を含む一般的な質問にはコールセンターを開設。「集団接種会場の救護室ではアナフィラキシーショックといった副反応の他、ストレス反応にも対応していく」。同じワクチンを2回接種するため「情報管理は慎重に。エラー防止策を講じながら予防接種台帳システムで管理する」と答弁がありました。引き続き注視して参ります。
|
|
|
|
|
|