例年、11月から3月中旬ごろにかけて流行するインフルエンザの今季の患者報告数が、川崎市内ではわずか7人だったことが分かった。市健康福祉局健康安全研究所の担当者は「過去に例を見ないほどの少なさ。新型コロナの予防がインフルエンザの感染拡大防止にもつながっているのでは」と推測する。
昨年11月2日から今年4月18日までの、市内61カ所の定点医療機関からの報告に基づく。コロナ以前の3年間は1シーズンで2万人前後だが、新型コロナが流行し出した前年同時期は1万2230人と少なかった。今シーズンはそれを大幅に上回る減少数となった。
インフルエンザの感染拡大に伴う市内小中学校での学年・学級閉鎖も、昨秋から現在まで発生していない。例年は100〜200校で起き、1月中旬のピーク時には1日40校を超えることも。市教育委員会学校教育部の担当者は「1件もないのは記憶にない。驚きの結果」と話す。
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