9月10日付で麻生警察署長に就任した 吉田 善成さん 千代ヶ丘在住 54歳
住民目線で職務遂行を
○…150人の署員が勤務する麻生警察署。前任の県警本部刑事総務課から着任し「署員の明るさ、前向きな姿勢、一生懸命さが伝わってきた」と第一印象を語る。区民の安全安心を署員一丸となって守っていくためにも「風通しの良い職場環境の醸成」「やるべきことを徹底してやり、やってはいけないことを絶対にやらない」ことを署員に訓示。「区民を守るためにも、家族、仲間、そして自分を大切にしてほしい」と説く。
○…長崎県出身。幼い頃、テレビの影響から刑事に憧れた。近所の交番の警察官と仲良くなったことを機に、警察官を志し、高校時代の恩師の勧めで神奈川県警を受験。これまでさまざまな課を担当する中で、鑑識経験が長い。事件、事故で証拠資料を収集。全容を明らかにする大事な仕事だ。テレビ等で報道されなくても、事件に大小はない。「それぞれに被害者がいる。弱い立場の人を守ることを日々肝に銘じながらやっている」と警察の使命を語る。
○…麻生区は市内でも交通事故、刑法犯罪の数は少なく、年々減少している。特殊詐欺については、検挙プロジェクトを組み、成果を上げるために全力を注ぐ。交通事故、犯罪等を未然に防ぐには地域の力も重要だ。「関係団体を含め、区民の皆さんのご理解とご協力を得ながら、交通事故、犯罪ゼロを目指して取り組んでいきたい」と力強く語る。
○…自宅に帰れば、3人の娘の父親。「最近孫が生まれたんですよ」と目尻を下げる。日々の気分転換は妻との散歩。「時間ができたら妻と旅行に行きたい」と照れ笑い。高校の恩師から贈ってもらった言葉「精神一到何事不成」が座右の銘だ。住民目線を大切に、自ら先頭に立ち、地域の安全安心を守っていく。
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