能登半島地震
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携帯用不備60% 市、啓発に力
3月29日
麻生市民館で活動するサークル「男の自慢料理」が発足から今年で25年を迎えた。60代から80代の男性が月1回、合同で調理しスキルを磨くだけでなく、生きがいやメンバー同士の交流にもつながっている。先月、新型コロナによる休止から活動を再開した。
はじまりは、1996年に同館で開催された成人学級。受講者が講座終了後も継続を望み、市民サークルを発足した。月1回、同館の料理室で講師から学ぶ形式で、フランス料理や中華、イタリアン、和食と多彩なレシピを学んでいる。講習以外にも、家族を呼んで料理を振る舞うパーティーや、同館のサークル祭でワンコインランチの提供を行ってきた。
現在メンバーは17人。参加理由はさまざまだ。「料理が好きでもっと勉強したくて参加した」という人もいれば、「妻に『料理ぐらいしなさいよ』と言われて」という人も。前身の講座から参加し、6代目会長の間渕秀和さん=人物風土記で紹介=は「こんなに続くとは、というのが25年を迎えた印象。みんな料理歴もバラバラだけど、食を通じて地域の輪もできている」と話す。「もっといろんな人に参加してもらえれば」と会員も募集中だ(詳細は同会ウェブサイト)。
コロナ禍で昨年、今年とほとんど活動ができていなかったが、10月から講習会を再開。11月は、先月に引き続き薬膳料理に挑戦。メニューは海老紫蘇餃子、ピリ辛スープなど4品。講師からは切り方や順序をレクチャー。会員は会員の証である揃いのバンダナを身に着け、手慣れた包丁さばきで食材を切り、具材に火を通し、2時間で完成させた。
「どんな料理をつくっているのか家族も気になっている」と、できた料理を持ち帰る姿も。会員の一人は「手を動かすことや、わいわい料理をすることが楽しい」と笑顔を見せていた。
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